JPCERT/CCなど6社により、「日本コンピュータセキュリティインシデント対応チーム協議会」が発足した。各社のCSIRT間で連携し、コンピュータセキュリティインシデントの被害を最小限に食い止める体制作りなどを行う。
JPCERT/CC(有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター)、日立製作所、インターネットイニシアティブ、ラック、NTT、ソフトバンクBBの6社は、共同で「日本コンピュータセキュリティインシデント対応チーム協議会」を設立したと発表した。本協議会は、各社が個別に持つCSIRT(Computer Security Incident Response Team)が抱える課題や技術情報などの情報を共有することにより、単独のCSIRTでは解決が困難な事態に対して迅速かつ最適な対応を実施する体制作りを目指して設立されたもの。協議会の事務局は、JPCERT/CCが担当する。
本協議会では、コンピュータセキュリティインシデントが発生した場合に各社のCSIRT間で連携し、被害を最小限に食い止めるための体制作りや、早期警戒情報の共有、広域にわたる脅威度の高いインシデント対応の共同演習など、コンピュータセキュリティインシデントを未然に防ぐ活動を行っていくという。また、新規にCSIRTを構築する組織を支援する活動や、各種ワークショップの開催、およびコンピュータセキュリティに関する提言など、企業の健全な経済活動を支援するためのプログラムも行っていく予定。
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