システム基盤を仮想化する動きが広がりつつある今、大規模環境ならではの課題に直面するユーザー企業も少なくない。仮想化の雄であるVMwareを例に、専門家2人がその課題と、「vSOM」などの効果的な解決策を語り尽くす。
仮想環境の導入の是非を議論する時代はもう過ぎた。今や、大規模企業を中心に仮想環境の利用は一般的な選択肢となっている。基幹業務システムを仮想環境で稼働させるといった事例も、今では当たり前のことになった。
一方、大規模な仮想環境の導入を進める上で、新たな課題に直面しているユーザー企業も少なくない。その代表例が、仮想環境の集約率の向上だ。もちろん、小規模な仮想環境でも集約率の向上は重要だが、大規模環境では小規模環境の際に有効であった手作業や人海戦術といった力業の対応が難しくなってくる。
セキュリティ対策もしかりだ。個別の仮想マシンにセキュリティ製品を導入し、それらが一斉に処理を始めることで、リソースを大量に消費してしまうという、仮想環境ならではの現象がある。集約率を高めることで、この課題も深刻度がさらに増すことになる。
大規模な仮想環境で見過ごしてはいけない課題とは何か。その具体的な対策とは。仮想化のスタンダードであり、さらなる自動化に取り組んでいるヴイエムウェアのシニア システムエンジニアである岡野浩史氏と、早期から仮想化環境へのセキュリティ対策を提供しているトレンドマイクロのシニアエンジニアである姜 貴日氏の対談で明らかにする。
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