あらゆるシステムへの入り口となる企業情報ポータル(EIP)の活用が叫ばれて久しいが、効果的に利用している企業は案外少ない。うまくいかない原因と、それを解決する手段を探る。
業務管理システム(ERP)や企業内コンテンツ管理システム(ECM)、電子メールやグループウェアなどを一元化し、あらゆる企業システムの入り口となるのが企業情報ポータル(EIP)だ。だが、多額の投資をしてEIPを構築したものの、現場からは「必要な情報がない」「使いたいシステムと連係できない」といった不満が寄せられ、十分に活用されないケースも少なくない。
企業が内外で用いる各システムが抱える情報を集約し、連係することができなければ、せっかくのポータルも単なるお知らせ掲示板やリンク集で終わってしまうことになりかねない。
システムを一元化するためのEIP製品もあるが、アプリケーションサーバやデータベースサーバなど、同じベンダーの製品しか使えない仕様になっているなど、必ずしもユーザー本位とはいえない。
現役で稼働しているシステムを温存しつつ、Webをビジネスのプラットフォームとして活用するにはどうすればいいのか。その課題を解決する鍵になるのが「オープンソース」だ。ベンダーの制約に縛られず、社内外で用いられるアプリケーションを連係させて自社に使い勝手のいいポータルを作るため、なぜオープンソースのEIP製品が適しているのか。以下のページで、その理由を説明しよう。
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