Office互換ソフトで数百万円のコスト削減を実現した3社、その選定のポイントとは?「操作性」「互換性」「マクロ有効化」など導入の壁を排除

「Microsoft Office」製品を低コストで導入が可能なOffice互換ソフトへ切り替えることを検討する企業は多い。しかし、本格導入に二の足を踏んでしまうケースが実は少なくない。3つの成功事例を紹介する。

2015年06月22日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 「Microsoft Office」製品を、低コストで導入が可能なOffice互換ソフトへ切り替えることで、大きなコストメリットが創出できることを知っている人は多いだろう。

 Office互換ソフトには無償のものから、安価、高価なものまであるが、仮に端末1台当たり約2万円のコスト削減が可能とすれば、会社に100台のクライアントPCがあるとして、およそ200万円ものコスト削減が可能だ。しかし、いざ本格的に会社への導入を検討し始めると、さまざまな“壁”が立ちふさがり、二の足を踏んでしまうケースが実は少なくない。

 会社導入における“壁”には、主に以下のようなことが挙げられる。

  • 外部とのファイルのやりとりにおいて、体裁崩れがないなど、互換性は大丈夫なのか
  • 古いバージョンで作成したExcelマクロが実行可能か
  • Microsoft Officeと変わりない操作性かどうか

 既にOffice互換ソフトの導入に踏み切って成功した企業では、この導入障壁をどう乗り越えたのか? これらの“壁”をクリアできるとして選択したソフトとは? そして、実際にはどれだけのコストメリットがあったのか? 3つのケーススタディを次項で詳しく見ていこう。

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