「コストが高い、操作性が悪い」は誤解、VDI最新動向と製品選定ポイント「ソリューション自体の価値」で選ぶ

かつてVDIを検討するも、「コストが高い」「起動が遅い」「限定的な用途」などの理由から、導入を先送りにした企業は少なくない。しかし、その認識はアップデートの時期に来ている。VDIの最新動向を紹介する。

2016年04月27日 10時00分 公開
[ITmedia]
図 国内クライアント仮想化市場予測(出典:IDC Japan、2015年11月30日)《クリックで拡大》

 サーバの仮想化が普及した2008年ごろから、急速に注目されるようになった「仮想デスクトップインフラ(VDI:Virtual Desktop Infrastructure)」。その後も、「Windows XP」のサポート終了など、シンクライアントへの移行が検討されるタイミングは度々あれど、「イニシャルコストの高さ」「起動が遅い」「限定的な用途」などのイメージが先行し、立ち消えになった企業も少なくないだろう。

 しかし、その認識もアップデートの時期に来ている。技術革新が進み、これまでの弱点を克服し価値を高めたVDIソリューションが登場している。そのため急速に注目度が高まり、2015年の国内法人向けクライアント端末における仮想化導入率は30.4%にまで伸び、2019年には47.2%まで拡大すると予測されている(図)。これは既に5台に1台以上が、そして4年後には約半数が何らかの形で「仮想デスクトップ」を使用していることになる。

 こうした中、VDIの“より効果的な導入”を実現するためには、何を意識すればよいのか。VDIの最新動向およびソリューションの選定ポイントなどを紹介しよう。


提供:デル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部