「簡単作成」だけじゃないBIツールの多機能ぶりを初心者ユーザーで検証するマウスクリックだけで役所OKの書類を作る

Excelに代わる集計分析ツールとして関心が高まりつつあるBIツールだが、一方で導入の難しさを懸念する声も多い。専門知識なしで使えないのか、完全初心者でテストした。

2017年05月26日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「いつもレポートが遅い。もっと早く作成してくれないと重要な経営判断も遅れかねない。分析も、もっといろいろな角度から見たいのだが……」

 「Microsoft Excel」を使ってデータ集計や分析、レポーティングを行っている業務部門にいると、経営層からこんな要望をされたことはないだろうか? 実際、集計とレポーティングツールとしてのExcelに“限界”を感じている担当者は業務部門にも情シス部門にも少なくない。

 BIツールを活用して集計とレポーティングの効率化を図りたいと思っても「集計はできても、対前年比データの作成など、レポーティングの手間が増えてしまう」「思っていたほど簡単じゃない」といった声が、BIツール導入企業から少なからず聞かれている。

 今回は、BIツールを実際に使ってレポーティング機能に注目して検証した。作成したのは、どの企業でも必要な「損益計算書」だ。専門スキルをほとんど持たないユーザーでも“簡単に”損益計算書を作成できるだろうか。

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