SCMを担う企業のデータ品質向上法――ハイアット、マリオットの要求に応えるためにCase Study

ホテル業界向け調達/ロジスティクス/SCMサービス提供大手のアベンドラにとって、CRMシステムこそがビジネスそのものだ。利用拡大とデータ品質の向上を目指し、同社はさまざまな取り組みを実施している。

2006年02月28日 08時55分 公開
[TechTarget]

 大手ホテルチェーン向けオンライン仕入れサービス企業アベンドラのCRMシステムは、同社のビジネスで中心的役割を果たしているだけではない。多くの点において、同社のビジネスそのものだ。

 だからこそ、ユーザーの間での利用拡大とデータ品質の向上に注力することが、同社にとって非常に重要となる。アベンドラでは、ホテル業界を中心とする全米各地の顧客企業に調達/ロジスティクス/SCMサービスを提供している。同社は現在、ピボタルのソフトをベースとした「エンタープライズリレーションシップ管理(ERM)」システムと呼ぶインフラを使っている。このシステムは、ビジネスのすべての側面を網羅するよう拡張され、同社にとって一元的データベースとしての役割も果たしている。

 「社員がこのシステムを使ってすべての情報を完全に取り込み、データの精度を維持しなければ、当社のビジネスを効果的に運営することができない」とアベンドラのCIOは話す。アベンドラはシステムの利用を促進するために、幾つかの手法を開発した。

ITmedia マーケティング新着記事

news077.jpg

「気候危機」に対する理解 日本は米国の3分の1
SDGsプロジェクトはTBWA HAKUHODOのマーケティング戦略組織である65dB TOKYOと共同で、「...

news058.jpg

アドビ、Adobe Firefly機能搭載の「Adobe Express」モバイル版アプリを一般提供
アドビは、生成AI「Adobe Firefly」の機能を利用できる「Adobe Express」モバイル版アプ...

news141.jpg

2度あることは3度あった GoogleのサードパーティーCookie廃止再延期にアドテク各社がコメント
Googleは2024年末までに完了する予定だったWebブラウザ「Chrome」でのサードパーティーCo...