2015年02月12日 08時00分 UPDATE
特集/連載

だがクラウドの信奉者ではないVMwareのCIOが考える、仮想化の用途と限界

VMwareのCIOトニー・スコット氏は、仮想化について最も理解している人物の1人だ。同氏は、自社のITインフラ構築の経験を通して、仮想化の可能性と限界を説明する。

[Cliff Saran,Computer Weekly]
Computer Weekly

 アジリティが効果を発揮するには時間がかかる。米VMwareのCIOトニー・スコット氏はこのアジリティの効果に取り組むことを視野に入れている。

Computer Weekly日本語版 2月4日号号無料ダウンロード

16078.gif

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 2月4日号号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。


 同氏はVMwareに入社する前は米Microsoftに5年半在籍し、その前は米The Walt Disney Company(以下、Disney)に勤務していた。VMwareのCIOに就任してから18カ月、同氏はIT機能のエンジニアリングの見直しを試みている。「IT as a service」についてよく語られるが、同氏によるとオンプレミスのアプリケーションは準備に数カ月かかることもあるという。また、ソフトウェアとハードウェアを購入し、必要なものが全て届くまで待ってからハードウェアを構成してソフトウェアをインストールし、ユーザーが使用できるようにする一連のステップは複雑だとも付け加えた。

VMwareのテクノロジーを見せる

 スコット氏は、VMware自体のIT運用だけでなく顧客対応も請け負っている。米カリフォルニア州パロアルト市のVMware本社を訪問する顧客に、IT部門が同社のテクノロジーをどのように導入しているのかを見てもらうことがよくある。

 同氏のチームはまず社内環境にVMwareのテクノロジーを導入できるので、実際のシナリオで試験運用するチャンスがある。従って必然的に顧客は同社のテクノロジーがどの程度有効に機能するのかに関心を持ち、導入についてのヒントを求めるという。

 言うまでもなく、同社は高度に仮想化されている。同氏とITチームが取っているアプローチは「ソフトウェア定義型インフラ」だ。

 「Disneyは以前、米Kodakのカメラでフィルムに撮影し、そのフィルムを編集して、セルを収めた容器を世界中に発送していた。今はそれをデジタル化し、映画をネットワークで配信している」と同氏は例を挙げる。デジタルが映画産業に革命を起こしたように、ソフトウェアがあらゆるものを定義するようになれば、企業は史上類を見ないほど素早く行動したり、コスト効率を高めることができると語る。

 とはいえ仮想化のライセンスに関する問題は深刻で、VMware社内のIT機能すら拘束されることがある。同社も他の多くの組織と同様、米Oracle製品を仮想化するのに悪戦苦闘したと同氏は振り返る。

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news111.jpg

「アンバサダープログラムアワード」受賞企業が語るコミュニティー運営の課題と可能性
アジャイルメディア・ネットワークはファンの口コミの活性化や共創的な取り組みを重視し...

news043.jpg

ケツメイシ15周年記念ライブで実現、ライブ×スマホ×カラオケの「O2O2O」プロモーション
激変する音楽業界で「ライブ」の価値が再評価される中、ここを起点に周辺ビジネスも新た...

news099.jpg

カゴ落ち対策ツール「カートリカバリー」が「CS-Cart」にアドオン可能に
イー・エージェンシーは、カゴ落ち対策ツール「カートリカバリー」がフロッグマンオフィ...