店舗のデータ利用許す/許さないの境界線
「30%の小売業者が顔認識技術で顧客を追跡」に反発する理由、受け入れる理由
調査の結果、小売業者の約30%が顔認識テクノロジーで店内の顧客を追跡していることが分かった。小売業者によるデータ収集は増大傾向にあり、データ収集・利用の在り方を見直す必要が出てきた。
米国のソフトウェア企業CSC(Computer Sciences Corp)の調査によると、小売業者の約30%が顔認識テクノロジーを使用して店内の顧客を追跡しているという。この調査では、小売店の74%が何らかのテクノロジーを利用して店内の顧客を追跡していることが分かった。
Computer Weekly日本語版 11月4日号無料ダウンロード
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 11月4日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
一方、顧客の4分の1は、こうしたテクノロジーが小売店のサービス向上につながると考えている。そして、テクノロジーが店内サービスの向上につながると答えた回答者の28%が16~24歳で、その約半数が店内でテクノロジーを使用する小売業者に非常に満足していると答えている。
だが、このようなテクノロジーを受け入れるのは若い世代が多く、それは情報の使い方や、情報の安全面への影響を十分に認識していないためだという主張もある。
「テクノロジーを受け入れるかどうか、その感じ方には深い溝がある。ミレニアル世代は自分たちの情報を集める小売業者に非常に寛容だ」。そう語るのは、CSCのUK小売ビジネス部門でインダストリーゼネラルマネジャーを務めるデイブ・ボールドウィン氏だ。
小売業者はビッグデータ関連のテクノロジー利用が増えていることを認めており、31%の小売業者がテクノロジーを使用して顧客の行動データを集め、分析に利用している。
だが、顧客の多くがデータの使い方を警戒している一方で、データが集められていることを全く知らなかった顧客も14%に上る。こうした状況の中、収集されるデータの内容とその使い方について、詳しい情報を提供する取り組みを強化すべきだという主張がある。
「顧客を支援するテクノロジーと、小売業者を支援するテクノロジーの間には大きなギャップがある」とボールドウィン氏は言う。
「小売業者は顧客情報を集める理由と、その情報を利用するのは顧客の利益のためで自分たちの利益のためではないことを顧客に真剣に伝える必要がある」
店内でのテクノロジー使用について、顧客の意見は分かれている。過半数の顧客はセルフサービスキオスクやポイントカードには満足しているが、自分たちの情報が収集されることに不快感を抱く人は多い。70%を超える人たちが、性別、年齢、店内での滞在時間といった詳細データを記録する店内テクノロジーの使用に不安を感じており、中でも56歳以上の大多数(72%)が店内テクノロジーサービスには利点が感じられず、押し付けがましいとしている。
「年齢層によってテクノロジーの使用に対する感じ方に違いがある」とボールドウィン氏は指摘する。
データの使い方に対する説明の中で、ビッグデータが意味することについて小売業者の間でも意見が分かれている。
続きはComputer Weekly日本語版 11月4日号にて
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 10月21日号:今、リプレースが必要な理由
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
事例
[日本オラクル株式会社] ピンチをチャンスに変えたEPR製品は? 先行企業の導入事例3選 -
技術文書・技術解説
[日本オラクル株式会社] 無自覚なリスク 秘伝Excelファイルが監査の壁、不正・ミスの温床となる理由 -
製品資料
[日本オラクル株式会社] 戦略的経理の第一歩 失敗のない「脱Excel」を実現する秘訣とは? -
技術文書・技術解説
[日本オラクル株式会社] いまさら聞けないオンプレERPとクラウドERPの違い 最適な製品をどう見極める? -
事例
[株式会社ビザスク] 連結売上高が約2倍に成長、富士フイルムが実践した新規事業創出の戦略とは?
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
3
「ノートPC派」は損をしている? Dellと考える“自作PC”のメリット
-
4
LINEヤフーはなぜ「社内の管理者」すら信用しないインフラを作ったのか
-
5
IT製品の導入に関するアンケート「PC&デバイス」編
-
6
「企業内サーバ環境の利用実態」に関するアンケート
-
7
「業務改善とツール活用」に関するアンケート
-
8
慶應義塾が「Notion」を選んだ理由 AI導入の盲点になる“情報のサイロ化”
-
9
「SIEMの利用」に関するアンケート
-
10
「ITインフラとデータ保護・バックアップ対策」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
DX/AI投資の壁を突破、現代の最高財務責任者が直面する課題と克服のヒント
-
2
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
3
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
4
バックアップは“取っているから大丈夫”なのか? ランサムウェア時代の備え方
-
5
システムの保守がモダン化を阻む? 「変えない判断」から脱却する方法とは
-
6
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
7
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
8
5分で分かる Microsoft 365のデータ損失に備えるためのバックアップの仕組み
-
9
ネットワーク遅延の原因、「パケットロス」の基礎知識と効果的な解決策
-
10
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー