2006年05月18日 09時24分 公開
特集/連載

ヴイエムウェアの仮想化技術でデータセンターをオーバーホールCase Study

ケベコールは自社のデータセンターにヴイエムウェアの仮想化技術を採用した。今では仮想サーバで全社のデータを扱っているが、プロジェクト開始段階ではさまざまな障害があった。

[TechTarget]

 カナダ最大のメディア企業ケベコールの管理者らは、全国にある自社サーバを1時間でアーカイブできる。

 ケベコールが現在こうした高度な柔軟性を実現しているのは、EMCの子会社であるヴイエムウェアの仮想化技術を使った研究所のテスト環境から生まれた技術があってこそだ。

 だが、今では仮想サーバがものの数時間でWAN中を移動するとはいえ、このプロジェクトは当初から全国規模の導入として着手されたわけではない。実際のところ、現在マニトバ州ウィニペグの中央データセンターから情報を得ている仮想サーバのネットワークは当初、一部のシステムの効率を改善するための方法として考案されたものだ、とケベコールのIT担当ディレクター、ティモシー・ハピチャク氏は語っている。

 同氏によると、このプロジェクトは、セキュリティ強化、フォールトトレランス、ガバナンス、システム管理機能などの点から、仮想化の効率をテストする手段として始められた。そのほか、サーベンス・オクスリー法(SOX法)への準拠や、レガシーマシンとレガシーソフトウェアを排除し、リプレースするという必要性もプロジェクトの原動力となったという。

 仮想化技術に焦点を合わせるという判断が下されたのは2年前のことで、そのためのプロセスは現在も良い形で続いている。

 「われわれは、データセンターをまるごと仮想化したり、それを国内で自在に移動させたりといったことまでが可能とは予想していなかった。われわれはプロジェクトを次のレベルに高める努力を続けた。そして、それを妨げるようなことは何も起きていない」とハピチャク氏。

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