円滑な組織設定をするには何が必要になるのだろうか。スピード、チーム編成、情報の流通方法といった要件を前提に、筆者が推奨したい理論「デザイン・ストラクチャー・マトリックス法(DSM)」について解説したい。この方法が「無敵の組織」を作るための足がかりになればと思う。
【専門分野:経営戦略、新規事業戦略】
アーサー・D・リトル、ウルシステムズにて、一部上場企業を主要クライアントとしたIT戦略支援、インターネット新規事業立案などのコンサルティング案件を多数担当。2005年9月よりマクシスコンサルティングへ参画。
トーマス・フリードマン「フラット化する世界」では、フラットな世界で個人として栄えるためには「無敵の民」にならないといけないと説いている。「無敵の民」とは「優秀なアジアのナレッジワーカーに取って代わられることがなく、デジタル化されることなく、オートメーション化されることのない人」のことなのだが、これは組織にも当てはまる。つまり、「優秀なアジア企業に追従されることなく、Googleにそう簡単にやられるような仕組みではなく、コンピューターで代替できることを、わざわざ人がやっていることのない組織」=「無敵の組織」を設計していくことが、フラット化の波を乗り切るための必須条件になる。
そこで、儲けるためのネットモデル設計【第2回】では、「無敵の組織」に向けての「デザイン・ストラクチャー・マトリックス法(DSM)」を中心とした方策について考えていきたいと思う。
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制作:ITmedia +D 編集部