個人情報保護法の施行後、クライアントパソコンからの情報漏えいを防ぐための具体的な手段について頭を悩ませているITシステム担当の方は多くいらっしゃるでしょう。そこで今回は、通常のパソコンからハードディスクを取り外して顧客情報ファイルを保存させない仕組みを実現し、クライアントOS管理負荷も軽減できるDell ThinPC Solutionについて紹介します。
【専門分野:情報漏えい対策ITシステム構築】
デル・プロフェッショナル・サービス事業部で、コンサルタントとしておもにWindows Server製品を利用したシステム構築プロジェクトに多数従事。Active Directory、Exchange Server、Symantec Enterprise Vault、Dell ThinPC Solutionなどのコンサルティング・設計・導入作業を担当。
続発する顧客情報の漏えい事件のニュースでは、パソコンの盗難が原因であるものが多数見受けられます。オフィス環境にて厳重な注意をしていたとしても、万が一パソコンが盗難にあってしまった場合に、ハードディスク内の重要な顧客データを悪用されては、企業の死活問題になり得ます。紛失したパソコンからの情報漏えいを防止する方法として、ハードディスク内のデータを暗号化する方法や、指紋認証機能を使用する方法などが考えられますが、データファイルを紛失し、情報が漏えいしたという事実を防ぐことはできません。最も確実な防止法は、ハードディスクを搭載せず、パソコン内にデータを保存させない方法です。それを実現する情報漏えい対策として、ハードディスクレスPCシステムがあります。今回は、専用端末を使用して画面情報のみをやり取りするシンクライアントシステムと比較して、ユーザビリティとクライアントOS管理性に優れているネットワークブート型システム:Dell ThinPC Solutionを紹介します。
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制作:ITmedia +D 編集部