個人情報保護に関するプライバシーマークを取得するなど、かねてより積極的に情報漏えい対策に取り組んできた外為どっとコムは、その管理体制を徹底する手段としてデルの「Dell ThinPCソリューション」を導入した。これを機に、汐留本社および有明データセンターのサーバ環境を刷新。さらに、主要なLAN環境をすべてギガビットEthernetにするなど、システム運用体制の全面的な強化を図った。
インターネット専業の外国為替保証金取引サービスを軸に2002年に設立。個人投資家向けにリアルタイム・レートによるオンライン取引サービスを提供する。2005年12月には、金融先物取引業者として財務局への登録を完了。
2005年7月に改正された金融先物取引法により、外国為替保証金取引を行う業者に対して財務局への登録が新たに義務づけられた。これにより、インターネット専業として同サービスを提供し、開業から3年で急成長を遂げた外為どっとコムを取り巻く状況も大きく変わってきた。従来にも増してコンプライアンス(法令順守)への対応が強く求められるようになったのである。
なかでも急務の課題が、情報漏えい対策だ。外為どっとコムでは、「プライバシーマーク」(Pマーク)を取得するなど、早くから情報漏えいを防止するために社内の管理体制を整備してきた。しかし、それでも十分とは言えない。同社システムグループで副部長を務める大嶋一彰氏は、セキュリティ強化の必要性を次のように語る。
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制作:ITmedia +D 編集部