エンタープライズ環境の中で、ストレージ管理の意識は低い傾向にある。しかし、ストレージ環境において有効なツールを使用して管理するメリットは大きく、TCOの大幅な削減につながる。本稿では、ストレージ管理に関する主な難題とその解決方法を説明する。
【専門分野:ストレージ/システム管理ツール】
前職は、大手ハードウェアメーカでサーバ、ストレージのトラブルシューティングに従事。EMCに入社以来、主にストレージやシステム管理ツールに重点を置いて技術検証などを行っている。欧米の最新ストレージ管理技術に取り組み、SNIAなどの活動も行う。
ストレージを活用するにあたり、初期導入コストが最も多く必要であると考えられがちだが、実は導入後の運用・管理に費やす潜在的コスト(時間・費用)が重要な場合が多い。日本では「ストレージの専任管理者」を配置しているユーザーは少なく、データベース管理者やシステム管理者がストレージ管理を兼務するケースがほとんどである。その一方で、システム運用におけるTCO削減が叫ばれ続けている。
このように、人的リソースを抑えつつ、効率的な運用・管理を実現するといった、相反する要件に応えるためには、容易・迅速・正確に対応できるストレージ管理ツールを活用する必要がある。本稿では、ストレージ管理の重要な要素である「現状把握」「ストレージ容量の動的割り当て」「パフォーマンス・チューニング」の3つのポイントに絞って紹介する。
■個人情報の取り扱いに関して
ダウンロードに際しては以下の事項に同意されたものとみなせていただきます。
お客様の個人情報は「EMCジャパン株式会社」の プライバシーポリシー 下で適切に取り扱われます。
制作:ITmedia +D 編集部