Googleハッキングは、必ずしも洗練されたテクニックを必要としない。簡単な検索によってセキュリティ上の秘密を暴けることがある。悪党たちはそのことを知っている。ITマネジャーであるあなたは知っていただろうか。
「Googledork」という言葉をご存知だろうか。これは、センシティブな情報をうっかりとWeb上で公開してしまう人のことをいう(訳注:dorkとは「間抜け」の意)。その結果、一般に公開するつもりのない情報が、検索エンジンによってインデックス化されてしまうのだ。
ひょっとして、あなたはGoogledorkになっていないだろうか。あなたの同僚はどうだろうか。よく考えていただきたい。それから、あなたとあなたの会社がこの問題と無縁であることを確認するため侵入テストを実施するといいだろう。その結果を見て驚くことになるかもしれないが……。
Googleハッキングとは、検索エンジンの特殊なクエリーを利用して、ターゲットに関する情報を収集することを意味し、今ではほとんどあらゆる悪党たちの常套手段の1つとなっている。彼らは、Googleなどの検索エンジンの単純なクエリーを通じて収集した真の情報を利用して侵入を成し遂げ、無防備な企業を攻撃するのである。しかも、彼らは形跡を残さないようにそれを実行するのだ。
CISO(情報セキュリティ最高責任者)は何を心配すべきなのだろうか。まず、自社のセンシティブな情報がインターネット上で簡単に手に入る状態になっていても、それに気づかない可能性があるという困った事実が存在する。しかしそれと同様に物騒なのが、こういったハッキングをいとも簡単に実行できてしまうということだ。Googleハッキングを実行するのに必要なツールはすべて、インターネット上で簡単に手に入るのである。
企業のセキュリティ担当者たちも、これは単なるWeb上の悪ふざけのようなものではないことに気づき始めた。情報のセキュリティを守る立場にある人がGoogledorkになろうものなら、その人は失業者の仲間入りをすることになるだろう。Googleハッキングの現状、そしてその犠牲になるのを防ぐ方法について、あなたは無知であってはならないのだ。
「日本の食料自給率38%」への不安感は8割越え
クロス・マーケティングは、大気中の二酸化炭素濃度や紫外線量の増加による地球温暖化の...
「マツキヨココカラ公式アプリ」が「Temu」超えの初登場1位 2024年のEコマースアプリトレンド
AdjustとSensor Towerが共同で発表した「モバイルアプリトレンドレポート 2024 :日本版...
「RevOps」に関する実態調査 収益向上への実感やCROの設置率は?
ウイングアーク1stが実施した「RevOpsに関する実態調査」の結果です。