システム障害の対応スピードを劇的に上げる効率よくストレージ運用管理を行う方法【第2回】

前回はレポーティング、プロビジョニング、パフォーマンスについてストレージ管理の要点を説明した。今回は、ストレージ管理における問題点を挙げ、それらを解決するための方法と将来における標準化について説明していこう。

2006年10月12日 15時02分 公開
[TechTarget]

EMCジャパン株式会社

ジャパン・ソリューションズ・センター 

ソリューションズ・エンジニア

有住 竜平氏

【専門分野:ストレージ/システム管理ツール】

前職は、大手ハード・メーカでサーバ、ストレージのトラブルシューティングに従事。EMCに入社以来、主にストレージやシステム管理ツールに重点を置いて技術検証などを行っている。欧米の最新ストレージ管理技術に取り組み、SNIAなどの活動も行う。


 ストレージを効率よく管理するためには、さまざまな問題点を解消していく必要がある。例えば、管理対象が異なるストレージやアプリケーションを使用している場合、さまざまなベンダーやアプリケーションの情報を、透過的に認識することなどが必要になるのだ。

 また、障害復旧の問題もある。障害時に1カ所でアラートが発生すると、そのコンポーネントに接続されているほかのハードウェアでもアラートが発生し、問題の原因を突き止めるには多くの時間と労力を費やさなければならないのだ。

 今回は、こうした問題点を解消し、システムの障害を素早く検知するツールを紹介していく。

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