ネットワーク性能の「見える化」には、実際にユーザーが使用しているデータを検出しながら、ネットワークのありのままの状態をモニタすることが重要です。管理者が現状を瞬時に、正確に把握できれば、無駄にかかっていた管理コストは削減でき、「利益を生むネットワーク」を実現できるのです。
【専門分野:ネットワーク管理】
ネットワーク管理分野において15年以上携わっており、特に通信業界、金融等のネットワーク管理・監視におけるコンサルティング、運用システムの構築、運用方法の作りこみに従事。現在は幅広い業界にてネットワークの性能に課題を抱えているユーザーに対して解決策を提案、製品の販売を担当している。ネットワークスペシャリスト、ITIL認定資格所持。
前回はネットワークの性能管理を「見える化」することで、無駄なコストを削減して結果的に利益を生むネットワークにできるということを説明しました。具体的にはネットワーク資産の利用率を向上させ、その性能管理を行うことでユーザーへのサービス品質を向上・安定化させることが重要になります。
フルーク・ネットワークスでは、ネットワーク性能の「見える化」を実現する管理ツールとして、「SuperAgent」、「ReporterAnalyzer」及びこれらを統一した「Enterprise Performance Center」を提供しています。第2回では、これらのツールがどうやってネットワークの「見える化」を実現し、現状の問題点にどのように対応しているのかを紹介していきましょう。