高可用性を実現した最新の「Exchange Server」を追う!Microsoft Exchange Server 2007速報

近年需要が増え続けている電子メールによる情報共有。それらを管理するために欠かせないのがメッセージングに特化した「Microsoft Exchange Server 2007」だ。同製品は前バージョンと比べ周辺製品をフル活用するための機能の改善と追加が行われたという。ここでは、その導入のメリットを紹介していこう。

2006年11月06日 00時00分 公開
[TechTarget]

メッセージングに特化したOfficeサーバ

「Microsoft Exchange Server 2007(以下、Exchange)」はOfficeサーバ群の中でメッセージング、いわゆるメールサーバを担当するシステムだ。最新バージョンもメッセージングの強化をキーワードに開発が進み「Microsoft Office Outlook 2007(以下、Outlook)」を代表とする他モジュールをつないでいく役割をいかんなく発揮している。

 今回のExchangeでは特に組織、エンドユーザー、IT管理者それぞれのニーズに応える機能強化が図られている。組織に必要とされる電子メールのセキュリティ、コンプライアンス対策、Exchangeではローカル連続レプリケーション、クラスタ連続レプリケーションといったディザスタリカバリー機能を標準搭載し、高可用性を実現。また、さらにインテリジェントになった各種のフィルタを駆使することでウイルス、スパムなどからユーザーを保護し、自動暗号化のサポートなどにより高いセキュリティを持たせることに成功している。