SharePoint Serverが利便性や生産性の向上を可能にした環境基盤を実現Microsoft Office SharePoint Server 2007速報 第2弾

「Microsoft Office SharePoint Server 2007」は、組織と個人の生産性とコラボレーションを促進するプラットフォームとして大きく進化した。エンタープライズ向けの機能が追加されたほか、個人の生産性向上をキーワードに、情報共有環境に対しても新機能の追加や機能強化がされている。新しいSharePointの内容を見てみよう。

2006年11月21日 00時00分 公開
[TechTarget]

SharePointが構築するインフォメーションワーカー・ソリューション基盤

 情報量の増大に伴い、これまでのビジネスシーンに大きな影響が出てきている。生産され続けるドキュメントの整理や保管、社外にまで及ぶプロジェクトでの情報共有など、これまでの一般的な情報共有システムだけでは、これらを処理することが難しくなってきているのだ。

「Microsoft Office SharePoint Server 2007(以下、SharePoint)」はMicrosoft Officeシステムにおいて、こうした問題を効率よく処理して個人(エンドユーザー)の生産性向上を実現できるシステム基盤を提供するインフォメーションワーカー・ソリューションとして位置づけられている(インフォメーションワーカー=情報を利用することで付加価値を提供する人たちの総称)。

 提供できる主な機能として「コラボレーション」機能、「ナレッジ検索および洞察」機能、「エンタープライズコンテンツ管理」機能などがある。今回のバージョンでは、従来から備わっている機能の強化のほか、業務プロセスと意思決定支援のためのビジネスソリューション・プラットフォームとしての機能も追加されている。このエンタープライズコンテンツ管理ではエンドユーザーにより生産されたドキュメントなどの認証基盤として活用したり、きちんとしたセキュリティ管理のもとで保管したりと、現在のビジネスシーンに合わせた柔軟で強固な管理が可能だ。