日立の提言「情報は持たなければ漏えいしない」究極の情報漏えい対策が新ワークスタイルを創生【前編】

日立製作所が自社で実証しながら提案する「セキュアクライアントソリューション」。モバイルPCからHDDを取り去り、「情報を持たない、出せない」抜本的な情報漏えい対策を実現しています。さらに、情報を一切持ち歩かないシステムが、どこでも仕事ができるワークスタイル改革へと導きます。

2006年12月06日 00時00分 公開
[TechTarget]

株式会社日立製作所

プラットフォームソリューション事業部

セキュアユビキタスソリューションセンタ

センタ長

岡田 純氏

【専門分野:セキュリティソリューション全般】

1979年に日立製作所入社、現在、「セキュアクライアントソリューション」の事業推進に従事している。


 相次ぐモバイルPCからの情報漏えい事故。セキュアクライアントソリューションは、「情報を持たなければ漏えいしない」をコンセプトに開発し、多数の日立社員が自ら使いながら磨き上げているセキュリティソリューションです。ハードディスクを持たないシンクライアント「セキュリティPC」、なりすましを防止する認証デバイス「KeyMoblie」、およびブレードPCや各種サーバからなるバックエンドシステムで構成します。PCから取り外されたデータとアプリケーションソフトは、情報センターですべて一元管理します。

 このソリューションは同時に、ネットワークさえあれば、どこからでもオフィスのPCと同じ仕事ができる環境を、利用者に与えてくれます。PCと自分の机からの解放は、移動時間やオフィス面積の節約はもちろん、組織の壁を越えたコミュニケーションの活性化と意思決定のスピードアップという、ワークスタイルの改革をもたらしています。