メールは単なる連絡ツールではなく、ビジネスの中心を担うものとなった。しかしメールシステムは、増大するスパム、完全なデータ保持、障害時の迅速な復旧というさまざまな課題を抱えている。それらをトータルで解決し、かつ運用効率の高いメール環境を構築するための答えは、メールシステムの「周辺」強化にあった。
ビジネス上での重要度が増してきているメールシステムにおいて、現在いくつかの課題がある。スパムメールやウイルスメールが増加する中、必要なメールデータだけを取り出してスムーズに利用するにはどうしたらいいのか。メール総量の増加、添付ファイル容量の増大など、データ容量が大きくなっているメールボックスのバックアップはどうすればいいのか。
さらにJ-SOX法対応に伴う内部統制の観点では、年単位での長期データ保存、保存データの検索・閲覧機能、データ改ざんへの備え、といった要件を満たさなければならない。これらすべてを網羅するためには、単純なデータバックアップのみでは対応しきれない。
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