DB2 9によるGoogle Maps APIとの連携ハイブリッドデータベースで体験するWeb2.0【最終回】

これまで、3回にわたって「DB2 9」というハイブリッドデータベースを紹介してきた。連載の最後となる今回は、Google Maps APIを用いて、Ajaxアプリケーションの構築を試みたい。また、保存されているデータを基にGoogle Earthとも連携させてみよう。

2007年01月30日 00時00分 公開
[TechTarget]

 DB2 9のようなハイブリッドデータベースが必要になった背景には、Web2.0時代を迎えた情報技術の利用状況がある。具体的には、ブログサイトに用いられることで普及したRSS/RDFや、Googleマップに端を発するAjaxへの関心の高まりである。これらは、XMLデータの通信にその基盤を支えられている。また最近では、オンライン書店のAmazonをはじめとして、サービスAPIを通じて蓄積したデータ資産を積極的に公開する動きも出てきた。これらの通信基盤も、やはりXMLデータである。

 連載の最後となる今回は、Ajaxへの関心を高めるきっかけとなったGoogle Maps APIを用いて、Ajaxアプリケーションの構築を試みたい。DB2 9とWebブラウザとの通信時にやり取りするXMLデータの形式は、KML2.1とする。こうすれば、地球全体の航空写真が閲覧できるGoogle Earthとも連携できるようになるからだ。

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