タイムボックス管理の要は「とき」「かんばん」にあり!開発チームを活性化させるタイムボックス型マネジメント

開発チームの作業を活性化させ、日々の状況を見える化し、スムーズに成功へと導くプロジェクト計画の方法、進捗の把握を紹介し、タイムボックス型マネジメントを実開発へ適用している例を解説します。

2007年03月09日 00時00分 公開
[TechTarget]

株式会社チェンジビジョン

TRICHORD開発部

懸田 剛氏

【専門分野:ソフトウェア開発、プロジェクトファシリテーション】

フリーランスを経て、2003年12月より永和システムマネジメントに勤務。2006年よりチェンジビジョンにて、プロジェクトの見える化ツール「TRICHORD」の企画立案、コンセプト決定に携わり、開発をけん引。書籍、雑誌の執筆多数。


 作業の進捗状況の判断方法によって、作業効率やスタッフのモチベーションは大きく変わります。今回紹介する「タイムボックス型マネジメント」は、やるべき作業(こと)が「終わっているかどうか」で進捗を判断する手法であり、従来のパーセント進捗よりも作業進度の把握に適しています。プロジェク トの計画と実行において、時間を第一の制約として作業を割り当てて計画する「タイムボックス型マネジメント」の考え方や取り組みとは何か。従来のプロジェクト計画とは考え方において何が異なり、どこが優れているのか。また、「かんばん」を利用したチーム単位での進捗把握はどうすべきか。以上のポイントを中心に、筆者自身がマネジメントしている「TRICHORDプロジェクト」への適用例を用いて詳しく解説します。