情報セキュリティの観点から、クライアントにデータを残さないWebメールが注目されている。これまでのWebメールでは操作性やレスポンスが犠牲になることが多く、企業内での導入が進んでこなかったが、ビジネス向けにさまざまな改良を施したWebメールが登場した。
ここ最近、企業向けの「エンタープライズWebメール」への期待が高まっている。
その主な理由は、出張が多い営業部門や経営層を中心に、「社外からでもセキュアな状態でメールを確認したい」という根強い要望がある一方で、情報セキュリティ強化や、2008年に執行予定の金融商品取引法(日本版SOX法)への対応といった、さまざまな要望・課題が存在するからだ。企業の内部統制強化を求めるこの法律の遵守はもちろん、世間で顧客情報の漏えい事件に注目が集まるなど、IT化で便利になった情報をどう扱い、管理するかが課題になっている。この問題を解決するのがエンタープライズWebメールだ。ここでは、ビジネス用途にこだわったエンタープライズWebメール「WitchyMail」を紹介する。