音楽データをダウンロードしたり、動画コンテンツを閲覧するためActiveXコントロールを実行したり、私たちは日常的にさまざまなプログラムをダウンロードしている。だが、それらは本当に正規の開発者が作成し、安全が保証されているものだろうか。
いつでも好きな音楽や動画、プログラムをダウンロードできるインターネットは、消費者にとって便利なだけでなく、コンテンツプロバイダにとっても新しいビジネスチャンスを生んでいる。今後は携帯電話向けのコンテンツ市場も拡大し、データのやりとりはますます活発化すると思われる。
しかし、こうした恩恵の影にも脅威は潜んでいる。ダウンロードしたプログラムは改ざんされていないだろうか。自動実行しようとしているActiveXコントロールにウイルスは含まれていないだろうか。対象の実在性やプログラムの原本性が保証されない場合、このような疑問が消えることはない。企業においても、改ざんされたプログラムで被害が生じれば、企業イメージや信頼性の失墜につながる可能性がある。
では、脅威を回避し、ユーザーの信頼を向上するためには何が有効なのか。