CA/ブラウザフォーラムが、Webサイトを運営する組織の実在性の確認や検証を厳密に規定した、新しいSSL証明書のガイドラインを策定した。近年急増しているフィッシング対策に大きな効果を発揮するのが、このEV SSL証明書である。
これまでセキュリティ対策は、企業にとって「やらなければいけないもの」。投資は必要だが売り上げに結びつく可能性は低い、後ろ向きのコストにすぎなかった。しかし、その認識が変わりつつある。激しい企業間競争で一歩先を行くためには、万全のセキュリティ対策を施しているということを、消費者にアピールしなければならない時代が到来している。
セキュリティをアピールするためには、その企業のWebサイトの安全性や信頼性がユーザーに一目瞭然でなければならない。企業側がセキュリティ対策に投資する際には、顧客満足度の向上のために、「ユーザーが見て分かる」ということを意識して策を施す必要があるのだ。
では、セキュリティが万全であることを、ユーザーに一目で悟らせる最良な策とは何だろうか。