SPF(Sender Policy Framework)は、メール送信者のインターネットドメインを認証できるようにするスパム対策手法である。これにより、電子メールの送信元を偽装する手法(「電子メールスプーフィング」と呼ばれる)を用いるスパムメール送信者の狙いを阻止する。SPFやDomain Keysなどのスパム対策構想の基本コンセプトは、受信したメッセージが、記載されたドメイン以外から送信されたものかどうかをメールサーバが容易に判断できるようにするというものだ。
SPF規格は、ポリシーフレームワーク、認証スキームおよび機械可読言語を定義している。各参加ドメインは、そこから発信されるメールを一義的に記述する属性(承認された送信者など)を宣言する。この記述はSPFレコードに記載され、SPFレコードはDNS(Domain Name System)レコード内で発行される。SPFクライアントプログラムは、メッセージが承認されたソースから送信されたものかどうかを判断するために、正しいSPFレコードを検索するクエリを実行する。クエリの結果は、「合格」「不合格」など全部で7種類ある。「合格」はそのメッセージが正規のメッセージに対するドメインの定義に合致することを意味する。「不合格」はメッセージがこの要件を満たさないことを意味する。そして、どちらの分類にも当てはまらないメール(SPFデータを発行していないドメインから送信されたメールなど)について、さらに幾つかの規定が設けられている。
SPFをはじめとする認証ベースの手法は、電子メールの送信に使用される主要プロトコルであるSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)の脆弱性を補うことを目的としたもの。SMTPは認証メカニズムを備えていない。
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