ITILは日本でも浸透してきているが、その実践で重要なことは全体を見ながら細部を積み重ねていくアプローチである。
近年、企業が抱える情報システムは複雑化、高度化の一途をたどっている。そして、「ビジネス=IT」といわれるまでにITはビジネスと密接な関係になっており、ビジネス側からITへの期待・要求は高まっている。
ビジネスを支える情報システムのテクノロジーは、その要求に応えるべくメインフレームからクライアント/サーバシステム、Webサービス、仮想化技術、SOAの採用などと進化してきた。しかし、企業におけるITの運用テクノロジーはどうだろう。最新のテクノロジーを利用した情報システムの運用が、過去の管理経験値をベースにした個人のスキルに大きく依存してはいないだろうか?
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