「コスト」「管理」「機能」――ベンダーの個性もUTM選びのカギにファイアウォールとログ品質に一日の長、「UTM-1」

一口にUTMといっても、ベンダーの持つ背景によってそれぞれに特色がある。自社に適切な製品を選ぶためには、こうしたUTMの「個性」を知っておくことも大切だ。

2008年05月15日 00時00分 公開
[提供:株式会社アズジェント]

 IDC Japanの調査によると、セキュリティアプライアンスの最新国内動向(2007年)は、市場規模が前年比13.8%増の396億円で、IT市場の総計と比較して高い成長率で推移しているという。中でも「脅威管理」の市場に目を向けると、「UTM」(Unified Threat Management:統合脅威管理)の分野が119億円、前年比77.8%増と顕著な伸びを示している。

 UTMとは、2003年ごろに米国で提唱されたコンセプトである。ファイアウォール/VPN機能を中心に、ウイルス対策、侵入検知防御、Webフィルタリングといった複数のセキュリティ機能を統合したセキュリティ管理の手法だ。巧妙化かつ複合化する企業のセキュリティ脅威に対し、ワンボックスのセキュリティアプライアンスの形態で多層的に防御する仕組みを提供するケースが主流だ。

 従来のように、個別にセキュリティ対策のソリューションをそろえると、コストの増大や、導入時の設定、導入後の管理や保守の複雑さが企業にとって大きな悩みとなる。さまざまなセキュリティ機能をまとめたUTMアプライアンスは、こうした問題を解消する手段として活用されているのだ。


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