膨大なトラフィックを解析し、何が起こっているのか大づかみに把握する。あるいは、サービスを止めることなくDDoS攻撃に対処する。こうしたネットワーク管理業務をワンストップで行うすべはないものだろうか?
ネットワークを運用する上で重要なタスクの1つに、トラフィック管理がある。システムの快適な利用に必要なネットワーク帯域を安定してユーザーに供給できるよう、常時トラフィックを監視し、障害時には迅速に対応する。ITがビジネスの基盤としてすっかり定着した今日、24時間365日のネットワーク安定稼働を保証することは、もはや必須条件といえよう。
しかし、ルータ数十台で運用するような大規模ネットワークともなると、トラフィック管理は想像以上に難しい。そもそも、監視すべき総トラフィック量がとてつもなく多い。トラフィック全体を漠然と眺めているだけでは、100Mbps程度の変動はたとえエンドユーザーにとっては致命的であっても、簡単に見過ごしてしまう。
また、外部からDDoS(分散型サービス妨害)攻撃などの悪意ある攻撃を受けた際、危険だからとその都度通信を全面的に遮断していては、事業継続性を保つことなどできない。かといってそのまま放置しておけば、帯域の圧迫によりサービス停止に追い込まれる……。
トラフィック管理にまつわるこうした問題を解決するには、一体何が必要なのか? 再度課題を洗い出した上で、具体的な対策を考えていこう。
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