SSL VPNの「手軽さ」を進化させ、ウイルスチェックまで備えるアプライアンスSSL VPNアプライアンス「Barracuda SSL VPN」

VPNソリューションは総じて高度な専門知識を要し、運用管理の負荷も大きくなりがちだ。しかし、こうしたハードルを取り除き、しかも強固なセキュリティ機能を標準装備するSSL VPNアプライアンスがあるという。

2009年04月01日 00時00分 公開
[ITmedia]

 社内ネットワークに対する社外からのリモートアクセスを支援するVPN(Virtual Private Network)は、企業が支店や協力会社、SOHOなどとのセキュアな通信を実現するための重要なソリューションだ。社員は営業先や出張先からメールチェックや資料のアップデートなどを行えるようになるため、業務効率の大幅なアップが期待できる。

 VPNの実現方法としては、これまではIPsec暗号化通信方式を用いた「IPsec VPN」が主流だった。しかし、IPsec VPNは企業の拠点間を結ぶ通信には適しているが、ノートPCなどモバイル端末からのリモートアクセス通信では以下のような課題があった。

  • 端末上に専用ソフトウェアをインストール(および設定、管理)する必要がある
  • パスワードを平文で送信するものがある
  • 運用が煩雑で管理コストが掛かる

 こうした課題を解決する暗号化通信方式として今世紀初めに登場したのが、「SSL VPN」である。大抵のWebブラウザに標準搭載されているSSL暗号化通信方式を利用することで、端末側で特別な設定をすることなく簡単に運用できる。こうしたメリットから、SSL VPNは大企業だけでなく、中堅・中小企業の間でも導入が検討されるようになった。

 今やSSL VPN製品の市場は成熟期に入り、ユーザーの選択肢も豊富となった。しかし、より取り見取りなだけに、逆に自社のニーズに最も合致した製品を選ぶことが難しくなってきた。そこで、本稿ではSSL VPN製品の選別ポイントを大きく3つに絞って解説したいと思う。


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