「スマートフォン+アプリケーション」で実現する社外業務効率の向上社外業務をセキュアに効率化する方法

情報漏えいリスクを考えればPC持ち出しは禁止したい。しかしその縛りが業務効率向上の可能性を狭めている。「スマートフォン+アプリケーション」により低コストで社外業務の効率化を実現する導入例を紹介する。

2009年07月22日 00時00分 公開
[ITmedia]

 個人情報保護法施行以降、厳しい制限を設けて情報漏えい対策を実施する企業が増えている。万が一の紛失事故などを回避するために、ノートPCの社外持ち出しを一切禁止している企業も多い。顧客訪問など社外作業の機会が多い営業部門の社員などにとっては、その現状を不便に感じてはいるものの、仕方がないとあきらめざるを得ない状況だ。

 中堅証券会社で営業本部長を務める佐藤氏も、リスクを考慮すればノートPCの持ち出し禁止は当然だと考えていた。しかし、佐藤氏の部下からは「何とかPC持ち出しを許可してほしい」という要望が上がっていた。部下の行動を管理監督する立場からは、顧客情報流出リスクは絶対に避けたい。しかし、この不況下において、営業担当者はさまざまな工夫を行い業績向上に努めている。佐藤氏はノートPCの持ち出し禁止によって部下に十分な業務環境を与えられていない事実を申し訳ないとさえ思っていた。強固なセキュリティを保ちつつ業務効率を阻害しない、ノートPCに替わる「何か」が必要だった。

(※)本記事はKDDIのモバイルソリューションの活用例などを参考に作成しました。

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