“品質のために削れなかった”開発コストを削減する方法ソースコード静的解析「Coverity 5 Static Analysis」

ソフトウェア品質のために重要な「デバッグ&テスト」プロセス。しかし、このプロセスが開発コストの大半を占め、多くのプロジェクトで“削るに削れない”というジレンマに陥っていることをご存じだろうか。

2009年11月12日 00時00分 公開
[ITmedia]

 ソフトウェア開発におけるソースコードの複雑化、大規模化の進展に伴い、デバッグ&テスト作業に掛かるコストは、ますます増加傾向にある。開発段階で重大な不具合を検出・修正するために、その作業を何度も繰り返すからだ。今や、デバッグ&テスト作業に掛かるコストは「ソフトウェア開発プロジェクトの50〜80%を占める」ともいわれているほどに膨れ上がった。「この部分のコストをいかに削減できるか」が企業の大きな課題となっている。

 「デバッグ&テスト作業を効率化するためには、静的解析ツールの導入が有効である」

 これまでにもいわれてきたことだが、静的解析ツールはソースコードに含まれるバグや不具合を自動的に検出できる一方で、大量に誤検出が発生することもあり、その導入メリットはそれほど期待できないというイメージを持つ人も少なくないだろう。

 ただ、前述した課題を解決できる唯一の方法とは「より大規模な開発環境に対応し、ソースコードの不具合を的確に自動検出する“静的解析ツールの導入”」しかない。本稿では、ソフトウェア開発の不具合検知の現状とその課題を浮き彫りにし、より効果的な静的解析ツールの導入方法を紹介する。


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