ブレードサーバや仮想化によるIT機器の高密度化は運用管理費の削減を可能にするが、同時に熱問題の対策費という新たなコストを突き付ける。一体どうすればデータセンターの電力コストは削減できるのだろうか?
長引く経済不況に伴うコスト削減要求、および環境問題への意識の高まりを背景に、データセンター事業者や社内にサーバルームを抱える一般企業にとって、増大する電力コスト削減への取り組みは待ったなしの課題となりつつある。しかし多くの場合、電力コストが増大している根本的な原因がどこにあるのか特定できずに、余計なコストを費やしているのが実情だ。
「電力コストを削減するためには、まずデータセンターやサーバルームの熱問題を“見える化”することが重要。意外な所に熱源があったり、気付かない個所に熱だまりができていたりと、見えない熱問題が電力コスト増大の原因になっている可能性があるからだ。原因さえ分かれば、適切かつ効率的な対策を打てるはず」。こう語るのは、IT物理インフラの世界大手メーカー、APCジャパンの神谷 徹氏だ。
では、一体データセンターやサーバルームが抱えている熱問題には、具体的にどのようなものがあるのか? また、それらの問題に対して具体的にどのような対策を打てばいいのか? 電力コスト削減を実現するためのコツを、ITファシリティマネジメントのエキスパートである神谷氏に聞いた。
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