データの検索利用を求めるユーザーの声に従来のBIツールで応えるには、費用も機能もオーバースペックではないだろうか? そこで低コストかつ容易にデータベース検索環境を構築できる製品が登場している。
「月次報告書に使うデータがすぐに欲しい」。情報システム部門には、ユーザー部門からこのような要求が頻繁に寄せられる。もちろん、ユーザー部門が日常的に利用する業務アプリケーションは用意されているが、必要なデータをすぐに取り出せる機能は提供されていないことが多い。また、複数の業務アプリケーションにまたがったデータ抽出を行うには、スクラッチ開発が必要になる。このようなことに悩まされている情報システム部門が多いのではないだろうか。
「ビジネスインテリジェンス」(BI)と呼ばれる製品群であれば、ユーザー部門のこのような要求に応えられるだろう。BIを使えば業務分析や経営分析が可能で、経営状況の可視化を実現できる。しかし、一般的にBI製品は高額で、利用には専門知識が必要。ユーザー部門が簡単に使うことは困難であり、情報システム部門がBIを使ったアプリケーションを開発するには時間とコストが掛かる。高度な分析ニーズには適しているBIであっても、ユーザー部門から頻繁に要求される非定型的なニーズに応えるには適していないのだ。
「高度な分析は必要ない。しかし、社内に蓄積されたデータ資産を活用するためにデータベースを簡単に検索利用したい」というニーズは確実に存在する。情報システム部門はそのような要求に低コストで応えることが求められているのだ。では、どうすればいいのだろうか。
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