コンプラアンスや内部統制対応などによって「シングルサインオン」のニーズは高まっている。しかし、ユーザー数やシステム規模が大きくなるほど、その実装コストは膨れ上がるというジレンマが存在する。
「1人のユーザーがIDやパスワードといったログイン用の認証情報をシステムごとに複数持つこと」が当たり前になった現在、その管理は煩雑になりがちだ。自席のPCにログイン情報を付せんで張り付けているユーザーも存在し、こうした管理の甘さに付け込む「不正アクセス」へのリスクは高まっている。
近年、コンプラアンスや内部統制への対応などで企業の情報資産のセキュリティ対策は、より厳しくなっている。その一方で、Google AppsやSalesforce.comといった外部のWebサービスと連携する企業システムも急増しており、これらのサービスとの認証やアクセス制御を統合したいというニーズもある。
多くの企業は現在、ユーザーの利便性とシステムのセキュリティを両立させる方法として「シングルサインオン」(以下、SSO)認証基盤の導入を検討している。SSOでは、利用者が1回ログインするだけで、複数のシステムを活用できる。また、複数のシステムの認証やアクセス制御を統合することで、複雑化するIT環境の効率的な管理にも役立つ。
既にSSO認証ソリューションは幾つも市場に存在する。しかし、その多くがユーザー数に応じたライセンス体系を取っており、連携するシステムやサービスが多くなるほど、その構築費用はかさむ。「SSOの重要性は理解しているが、高すぎるソリューションを導入することはできない」と頭を悩ませる管理者も多い。そんな方にぜひ検討してもらいたいソリューションがある。
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