新ERP導入を決断、タピルスが選んだ理由とは「Microsoft Dynamics AX」を基幹システムとして採用

タピルスはERPパッケージ「Microsoft Dynamics AX」の導入を決めた。グループ全体の経営情報システムとしての利用も見込む同社が、Dynamics AXを選んだ理由とは。

2010年09月02日 00時00分 公開
[ITmedia]

 日栄工業のグループ企業で、不織布を中心に開発、販売を行うタピルスは2010年7月、マイクロソフトのERPパッケージ「Microsoft Dynamics AX」の導入を決定した。タピルスだけでなく、日栄工業グループ全体での経営情報システムとして活用することを予定している。

 同社は2003年から別の業務アプリケーションを利用していたがサポート体制への不満やハードウェアの保守切れがあり、新システムへの移行を迫られていた。また、当時のシステムはタピルスだけが利用する販売・在庫管理システムで、日栄工業グループ全体の基幹システムとしては機能していなかった。

 導入を決定したDynamics AXはこれらの課題を解決することが期待されている。利用する機能は販売管理、売掛管理、在庫管理、購買管理、一般会計、経費支払など多岐にわたる。

 Dynamics AXで構築する新システムは、タピルスだけでなく、日栄工業グループ全体の基幹システムとしても利用可能だ。タピルスの工場で使っている計装システム、物性システムともデータ連携をさせることができ、製品の開発から販売まで一貫した業務プロセスを構築できることもポイントになった。

 Dynamics AXはクライアントとしてMicrosoft Excelを利用することができ、エンドユーザーの社員は特別なクライアントを使わずにDynamics AXのデータを活用できることも採用の決め手になった。提案をした横河ソリューションズは「長期にわたって安心して使用いただける基幹システム構築」を目指している。


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