「いつでも、どこでも利用できる」がクラウドの利点の1つ。ただし、一般的にはセキュリティとの共存は難しいと思われている。今回はセキュリティ対策をしながら、高い利便性を実現する方法を紹介する。
Googleが提供するGoogle Appsの企業向けサービス「Google Apps Premier Edition」が定着しつつある。電子メールサービス「Gmail」をはじめとして、ドキュメントやスプレッドシート、さらにはカレンダーなどのアプリケーション機能を、オンライン上で利用できる。また、99.9%の稼働率保証や25Gバイトのメールボックス容量など、ビジネス用途にも耐えられるだけの機能と可用性が備わっている。ネットワークにつながる環境さえあれば、いつでもどこでも利用可能な点が支持されている。
Google Apps Premier Editionの一番の魅力は何といっても、ユーザー間のコラボレーションが可能になる点だ。オンライン上の1つのファイルを複数のユーザーで同時に編集したり、チェックすることができ、電子メールに頼らない効率的な共同作業が可能になる。社外からも確認可能なカレンダー機能などもあり、ユーザーの生産性を向上させる。
ただし、課題がないわけではない。Google Appsのメリットの1つが「いつでも、どこでも利用できる」点にあるが、企業での利用を考えた場合、どこからでも自由に社内データにアクセスできてしまうのは、モバイルPCなどからの情報漏えいのリスクがある。そこで現在、サードパーティーからGoogle Appsのリモートアクセスでの利用をさらにセキュアにするサービスが幾つか提供されている。
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