データ増加に合わせて、もっと柔軟にストレージ環境を拡張できないだろうか? 止まらないデータ増加とITコスト削減への要求というジレンマに悩む管理者にスケールアウト型ストレージを提案する。
データの増加が止まらない。今日、大企業のみならず中堅・中小企業においても、業務のIT化の進展に伴い社内システムに蓄積されるデータの容量は増える一方だ。また、データの性質も変わってきた。従来は業務で扱うデータといえば、業務文書などの定型データが中心だったが、今日では印刷業界や医療業界、あるいは放送・メディア業界などを中心に、画像や動画など大容量の非構造化データを扱う企業が増えてきた。こうしたデータは、今後もあらゆる場面で活用する機会が増えていくことが予想される。
そのため、増え続けるデータの保管と管理が大きな課題として浮かび上がってくる。多くの企業は、高機能で大容量のストレージ製品を導入することでこの課題に対処しているが、この方法が必ずしもベストだとは限らない。従来のストレージ製品は容量を拡張する際、どうしても多額の投資が必要となってしまう。また、データ容量の単位も数Tバイトから数十Tバイトへと拡張し続けている。
「データ増加に合わせて、もっと細かい単位で柔軟にストレージ環境を拡張できないだろうか」。こう考えるシステム管理者は多いのではないだろうか? 近年、こうしたニーズに応える新たなアーキテクチャを持つストレージ製品群が注目を集めている。その中で特に高いコストパフォーマンスを持つのが、ベル・データが提供するスケールアウト型クラスタストレージ「SCALE SNシリーズ」である。従来のストレージでは実現できなかった、極めて柔軟な拡張性を実現した製品だ。
以降で、その特徴や導入メリットなどを詳しく見ていくことにしよう。
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