まだ間に合う! 今夏に向けた「在宅勤務」環境構築の現実解VPN+セキュリティ対策ですぐに始める

BCP対策や節電対策として在宅勤務を導入したいが、目が届かないリモート接続先のセキュリティは非常に不安だ。予算や開発工数を抑えながらセキュアな在宅勤務の環境を構築するための現実解を紹介する。

2011年06月29日 00時00分 公開
[ITmedia]

 今夏の節電要請への対応策として、現在多くの企業が在宅勤務制度の実施を検討している。在宅勤務には、さまざまなメリットがある。1つは、震災に関連したBCP対策としてのメリットだ。社員が自宅勤務することで、企業は節電努力目標を達成できる。社員にとっては本数の減った交通機関での通勤負担も軽減できるだろう。

 もう1つは、多様な業務形態への対応だ。出産前後の女性や介護・育児に取り組む社員、障害があって通勤が困難な社員に対して、在宅勤務は大きな効果を発揮する。さらに勤務場所を問わないことから、名古屋で在宅勤務しながら東京本社と連携し、2週間に1回だけ新幹線で出勤するといったことも可能になる。

 こうした新しい勤務スタイルのインフラとなるのが、VPNによるリモート接続と、シンクライアントを代表とするVDI(Virtual Desktop Infrastructure)だ。

 企業としては、業務環境のセキュリティは社内と同等のレベルにしたい。その点で、データを社員の個人PCに残すことなく、情報漏えいのリスクを抑えられるVDIは魅力的だ。ただし、VDIを導入するには大規模なシステム改修や導入工数、予算が必要となる。今夏までに環境を整えるのであれば、VPNに軍配が上がる。

 では、VPNのセキュリティは大丈夫なのだろうか。


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