自見大臣は3氏の任命について「国際会計基準についてご意見を賜るのにふさわしい方々」と説明。
金融庁の自見庄三郎担当大臣は8月30日に会見し、IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)の今後の議論に関連し、日本労働組合総連合会(連合) 副事務局長の逢見直人氏、三菱電機 常任顧問の佐藤行弘氏、経団連の企業会計委員会委員長を務める廣瀬博氏(住友化学工業 取締役副会長)を29日付で金融庁参与に任命したと発表した。3氏はいずれもIFRS適用についての慎重な姿勢を示している。
自見大臣は3氏の任命について「国際会計基準についてご意見を賜るのにふさわしい方々」と説明した。連合は6月に公表した「重点政策」でIFRS強制適用の見送りを要求。三菱電機の佐藤氏は、国内企業21社と日本商工会議所が5月に提出した「要望書」を取りまとめたといわれている。経団連は当初はIFRS適用を推進していたが、6月に公開した「提言書」では、仮に強制適用を選択した場合でも準備に5〜7年置くことを求めるなど、従来の積極姿勢からは後退した。
30日に行われた会見では「偏った人ばかり選ぶと議論に予断を持たせるのでは」との質問に対して、大臣は「私はそうは思わない。(3氏とも)企業会計の専門家で、企業会計が与える社会的影響への専門家。連合はまさに働いている人の集まりであり、そうではない。きちんとした専門家を入れたと思っている」と話した。
6月30日に開催された企業会計審議会総会・企画調整部会合同会議における3氏の主な発言は議事録で確認できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...