非構造化データで需要の高いNAS(ファイルサーバ)だが、簡易的なNASを複数増設し、管理に問題を抱える企業も多い。iSCSI大手のデルは、独自のファイルシステムを搭載したNASゲートウェイという手法でNAS問題解決を図る。
メールやOffice文書、画像、音声、動画、センサーによる収集情報などの非構造化データの爆発的な増加がこの数年、企業共通の課題となっている。
米調査会社のIDCは、2010年5月に発表した資料で「今後2年間のストレージ出荷容量が過去20年間の総量よりも多くなる」と予測しており、その大半を占める非構造化データの効率的な管理やバックアップシステムの再構築が急務とされている。
そのため、非構造化データの格納に利用されるNASの需要が今後も高いレベルで維持されるだろう。だが、安易な増設でサイロ化を繰り返し、非効率な運用になることは避けなければならない。
ストレージ市場への注力強化を進めるデルを進めるデルは、その有効策としてNASゲートウェイの活用を強く提案する。それを裏付けるのが、デル独自の「DSFS」(Dell Scalable File System)技術によるスケールアウトなユニファイドストレージだ。
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