データベースの導入や運用の負荷軽減に役立つのが、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたデータベースアプライアンスだ。そのコスト削減効果や性能を検証する。
企業システムの担当者にとって、データベースの導入・管理コストの削減は大きな課題だ。限られた予算でいかに短期間でデータベースを導入するか、導入後にいかに安定運用するかに日々頭を悩ませていることだろう。
これら悩める担当者に最適なソリューションが、データベース構築に必要なソフトウェアとハードウェアを組み合わせたアプライアンス製品「Oracle Database Appliance」だ。
Oracle Database Applianceはソフトウェアやサーバ、ストレージ、ネットワーク機器まで、高可用性データベースの構築や運用に必要な全ての要素を“ワンボックス”に収めたアプライアンス製品である。以下、具体的なメリットを紹介する。
Oracle Database Applianceは設計や導入、性能調整といった作業の大部分を事前に済ませている。ウィザードに従って初期設定を進めると、わずか2時間程度の作業でセットアップが完了する。
Oracle Database Applianceは、アクティブ・アクティブ構成のフェイルオーバーと負荷分散を実現する「Oracle Real Application Clusters(RAC)」、アクティブ・パッシブのフェイルオーバーを実現する「Oracle RAC One Node」、Oracle Database 11gのみ、という3構成から選択できる。
Oracle Database Applianceは、搭載コア数ではなく稼働コア数に対して課金する「Pay-as-You-Grow」と呼ぶライセンスモデルを採用する。
ハードウェアに特別な変更を加えることなく、稼働させるCPUコアを最小2コアから最大24コアまで段階的に拡張できる。将来の必要処理能力が予測できなくても、「取りあえずスモールスタートする」といったアプローチが可能になる。
Oracle Database Applianceの大きな特徴は、システムの管理作業の自動化や効率化を実現する先進のツール群だ。システムの障害を自動検知する「システム監視機能」などさまざまな機能を備える。
なおOracle Database Applianceは、高可用性データベースの「Oracle Database 11g Enterprise Edition」を搭載している。Enterprise Editionの良さは認識しつつもコストの壁に阻まれ、やむなくStandard Editionや日本マイクロソフトの「Microsoft SQL Server」を選択してきた企業は多いだろう。Oracle Database Applianceでコストの壁を打ち破り、Enterprise Editionならではのメリットを享受してもらいたい。
Oracle Database 11g Enterprise Editionによる高可用性データベースが、たったの2時間で導入でき、しかも拡張も運用も簡単&確実。データベースをもっと手軽にする画期的なソリューションOracle Database Appliance。そのメリットを徹底紹介。
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