SAPと日立に聞く「ビッグデータ時代の真のリアルタイムシステム」SAPジャパン×日立製作所「日立インメモリDBアプライアンス for SAP HANA」

インメモリデータベース「SAP HANA」を実装した「日立インメモリDBアプライアンス for SAP HANA」は、「不可能を可能にする製品」だと両社は言う。両社にビッグデータ対応とリアルタイムシステムのコンセプトを聞いた。

2012年01月19日 00時00分 公開
[ITmedia]

 ビッグデータ活用が注目を集める今、SAPがデータベースソフトウェア「SAP HANA」の提供を開始したことは記憶に新しい。SAP HANAは、メモリ上にデータベースを展開するインメモリデータベース技術を基盤にすることで、大量データの高速処理を実現しており、各社のサーバ製品に搭載され、アプライアンス製品として提供されている。

 そんな中、国内のみならずワールドワイドで多くのサーバ導入実績、SAPシステム導入実績を誇る日立製作所が2011年11月、SAP HANAを実装したアプライアンス製品「日立インメモリDBアプライアンス for SAP HANA」の販売を開始した。

 「20億件のデータを従来の『1万倍速』で処理するというSAP HANA、そしてSAP HANA基盤にブレードサーバを採用した日立製作所、その組み合わせによって「これまで不可能だったことを可能にする」と両社は自信を見せる。果たして両社はどのような開発、システム構築思想でそれぞれの製品を提供しているのだろうか。SAPジャパンと日立製作所の両社に、各製品開発・提供の経緯、両社の強力なパートナーシップの中身について聞いた。

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