花王や東洋ゴム工業、JUKI、サイボウズなど8社がIFRS適用などを理由に決算期を変更した。
新日本有限責任監査法人 ナレッジセンター・リサーチは3月23日、決算期の変更を予定している企業の一覧をWebサイトで公表した。IFRS(国際財務報告基準)では本社と連結子会社の決算期の統一が基本的に求められ、対応が必要な企業は決算期を変更している。法令で12月31日と決算日が決まっている中国などの現地法人に合わせて、本社の決算期を変更するケースもあるようだ。
調査は2011年1月1日から2012年2月15日までの間に決算期変更について適時開示した上場企業。26社が決算期の変更を予定している。決算期の変更理由にIFRS適用を挙げている企業は、花王や東洋ゴム工業、JUKI、サイボウズなど以下の8社。適時開示では「将来適用が検討されている国際財務報告基準(IFRS)に規定されている連結会社の決算期統一の必要性への対応を図るため」(サイボウズ)などとしているケースが多い。決算期を変更する8社のうち、決算日を12月31日に変更するのは5社(社名に★がある企業)。
また、ダイナックは親会社のサントリーホールディングス、サントリーグループがIFRS適用を検討していて、グループの決算期を統一するために決算期を変更するとしている。過去には横浜ゴムなどもIFRS対応を理由に決算期を変更した。
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