障害対策は高くて難しい? クラスタシステムの「誤解」を取り除く災害、システム障害からビジネスを守る

自然災害やシステム障害から、ビジネスを支えるシステムを守るクラスタシステム。信頼性や高可用性の実現には定評があるが「難しい」「高コストでは」との指摘もある。本当はどうなのか。真実を明らかにする。

2012年11月30日 00時00分 公開
[ITmedia]

 企業データのバックアップの重要性が叫ばれたのは今に始まったことではない。しかし、ここ1〜2年は特にその度合いが高まってきている。最も大きな要因は2011年3月に起こった東日本大震災だが、ビッグデータというキーワードに象徴されるデータの爆発的な増大、プロバイダーによるデータ損失事件、企業を狙った標的型攻撃などもあり、企業データを取り巻く環境は日に日に厳しくなっている。また、ハードウェアやソフトウェア、ネットワークが障害を起こし、システム全体が停止するケースは多くの企業で見られる事態だ。

 バックアップの重要性が広く認識されるに伴い、迅速な復旧に対する関心も高くなってきている。そんな中、可用性と信頼性の面で高く評価されているのが、業務を止めることなくシステムの復旧を実現するクラスタシステムだ。ところがその可用性の高さ故か、「クラスタシステムは難しい」「コストが高い」という評判を耳にすることも少なくない。それは本当なのか? 次頁でクラスタシステムについての「誤解」を解消しよう。


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