経営層が納得する、業務システムのクラウド適用の見極め方本番環境へのクラウド利用の壁も克服

中長期的なIT戦略の柱として、クラウドの活用を掲げる企業は多い。しかし、自社システムへの適用の見極めが難しいのが現状だ。クラウド適用にまつわる課題解決を支援するサービスが注目されている。

2012年12月06日 00時00分 公開
[ITmedia]

 中長期的なIT戦略の柱として「クラウド活用」を掲げる企業は多い。しかし、企業ごとに最適なクラウドの利用形態や適用範囲は異なるため、「自社のどの業務システムがクラウドに移行できるか?」に悩み、その判断基準が分からず次の段階に進めない企業も存在する。

 また現在、必要なシステムリソースを柔軟かつ迅速に利用できるIaaS(Infrastructure as a Service)が、開発・テスト環境の整備などを中心に導入されている。しかし、本番環境への適用となると、その機運が高まる気配はない。要因の1つに「サービス管理やセキュリティ面での不安」が考えられる。基幹システムをクラウドに移行する場合、極めて高い安定性が求められ、万一の障害時には迅速に復旧させる必要がある。しかし、ニーズとは逆に、本番環境での安全な継続運用をサポートできる運用管理機能を提供するサービスは多くない。こうした“システム運用”の壁を克服しなければ、本番環境へのクラウド適用は難しいといえる。

 普及期を迎えつつあるクラウドに、企業はどう対処していけばいいのか? 本稿では、クラウドにまつわるさまざまな課題に応えられる日本アイ・ビー・エムの取り組みを紹介する。


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