HISがiPadとクラウドで販売管理システムを構築、その効果は?クラウド×iPadでシステム構築を迅速に

旅行会社大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は、iPadを利用したPOSシステムを導入した。その目的は何か。具体的な導入効果は。HISの担当者が明らかにする。

2013年01月15日 00時00分 公開
[ITmedia]

 ビジネス環境が目まぐるしく変化する今日、新しく支店や店舗を立ち上げる際には、何よりもスピード感が重要だ。しかし往々にして、現地の業務システムの構築に手間取った結果、ビジネスの立ち上げが遅れてしまうことが多い。特に小売業では、バックエンドの販売管理システムや在庫管理システムだけでなく、POSをはじめとした店舗系システムも整備しなくてはならないため、より一層システムの立ち上げに手間取りがちだ。

 また近年では、POSを店舗だけでなく、店舗外で行う催事などで利用したいというニーズも増えている。だが一般的なPOS端末は、持ち運びができるよう設計されていない。たとえ催事の現場に設置できたとしても、ネットワーク回線の確保に一苦労することになる。

 こうした課題を一気に解決できる可能性を秘めているのが、iPadをPOS端末として利用するという手段だ。いち早くこうした手段に注目し、大きな成果を挙げたのが、旅行会社大手のエイチ・アイ・エスだ。その取り組みの経緯を明らかにする。


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