すいすい分かる!? 消費税増税【IFRS】ホントを知りたい! 話題の会計キーワード【第3回】

2014年にも予定されている消費税の増税。この増税は企業の経理処理にどのような影響を及ぼすのでしょうか。経理部の久保田君と橋本マネジャーが消費税の基本から「95%ルール」の変更まで分かりやすく解説します。

2013年01月15日 08時00分 公開
[高野裕郎]

 久保田祐都君の目の前の席は今日も誰もいません。経理部の先輩で、その席にいるはずの橋本奈保子マネジャーは先週から出張です。橋本さんはここ2年ほど海外子会社の立ち上げに関わっており、年に何回か海外に出張しています。その間、久保田君は橋本さんからの宿題を渡されるのです。今回は消費税。消費税が増税された場合に、どのように会社に影響があるのかいろいろと調べていました。

 「消費税のポイントを理解できる資料……橋本マネジャー、何に使うつもりなのだろう」

 「こんにちは」

 そこに現れたのは、コートを手に持った橋本マネジャーでした。

 「東京は暑いですね」

 「いや、この冬一番の寒さなのですが……」

 そういえば、橋本マネジャーは今回ロシアに出張なのでした。

 「来月はブラジルですからねー。あっちは真夏ですね」

 世界中を駆け回る橋本マネジャー、昨年の今頃はタイの洪水の対応で出張していたなあ……。でも、出張先の話は本題ではありません。久保田君は本題の消費税の話に戻そうと一言口をはさみました。

 「消費税の宿題なんですけど……」

 「初めての人にも分かりやすい、消費税の仕組みを説明する資料とのことだったはずですが、一度説明してもいいですか?」

 「待って。その前に暑いからお茶を買ってきます!」

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