サイバーエージェントが大手ベンダーのサーバを選ばなかった理由カスタマイズ性と省スペースが選定のポイント

サイバーエージェントは、コミュニケーションサービス「アメーバピグ」内のソーシャルゲームサービスの基盤サーバを刷新した。その背景や製品選定のポイントは何か。同社担当者に聞いた。

2013年02月01日 00時00分 公開
[ITmedia]

 コミュニケーションサービス「アメーバピグ」のアバターを利用したソーシャルゲームサービス「ピグライフ」を2011年6月から提供しているサイバーエージェント。2012年5月には「ピグアイランド」、さらには同年8月に「ピグカフェ」、同年11月には「ピグワールド」を開始するなど、矢継ぎ早に新たなソーシャルゲームサービスをリリースしている。

 同社では、これらの新サービス拡大に当たり、急増するゲームデータの処理に最適なデータベース基盤の構築を検討。ピグライフのサーバ環境や運用に生じていた課題を踏まえ、データ処理の高速性、ラックへの集積度の高さ、スケールアウトできる拡張性、カスタマイズの容易さを重視。新たなサーバ環境へ刷新したという。

 ピグライフのデータベース基盤としてサイバーエージェントが当初利用していたのは、欧米や国内大手ベンダーのサーバだった。だがシステム基盤刷新にあたり同社が採用したのは、大手ベンダーと比べ、規模は小さいものの、個性的な製品作りを進めるベンダーのサーバだったという。

 同社が導入したサーバとは何か。導入の狙いは。導入までの経緯と選定の理由を聞いた。

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